合格率 15〜19%
独学で届く難易度
宅建士試験の難易度を、合格率・合格基準点の変動幅・科目別の配点構造・他資格との比較から整理します。数値はすべて各実施機関の公表値です。

合格率は15.4〜18.7%、合格点は毎年動く
宅建は合格点をあらかじめ決めず、受験者全体の得点分布を見てから決めます。そのため「難化した年ほど合格点が下がり」、合格率は狭い range に収まります。難易度は合格率ではなく、合格点の変動幅に現れます。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度(2025) | 245,462 人 | 45,821 人 | 18.7% | 33 点 |
| 令和6年度(2024) | 241,436 人 | 44,992 人 | 18.6% | 37 点 |
| 令和5年度(2023) | 233,276 人 | 40,025 人 | 17.2% | 36 点 |
| 令和4年度(2022) | 226,048 人 | 38,525 人 | 17.0% | 36 点 |
| 令和3年度(2021) | 209,749 人 | 37,579 人 | 17.9% | 34 点 |
| 令和2年度(2020) | 168,989 人 | 29,728 人 | 17.6% | 38 点 |
| 令和元年度(2019) | 220,797 人 | 37,481 人 | 17.0% | 35 点 |
| 平成30年度(2018) | 213,993 人 | 33,360 人 | 15.6% | 37 点 |
出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構(確認日 2026-07-28)。 2020・2021 年度は 10月試験の数値。全 12 年度分は合格率の推移に掲載しています。
合格率だけを並べても難易度は比較できない
結論から言うと、出題形式の面では宅建がもっとも対応しやすい部類です。記述式がなく全問四肢択一で、受験資格の制限もありません。ただし「合格率が低い=難しい」とは限りません。同じ日商簿記2級でも統一試験 15.1% とネット試験 32.9% で 2 倍以上違うように、合格率は試験方式で大きく動きます。下表は合格率だけでなく、比較が成立する条件(受験資格・出題形式・合否の決め方)も併せて示しています。
| 資格 | 出題形式 | 受験資格 | 合格率 | 合否の決め方 |
|---|---|---|---|---|
| 宅地建物取引士 | 四肢択一 50問(記述式なし) | なし | 15.4〜18.7% | 合格点は事後に決定(毎年変動) |
| 行政書士 | 択一+記述式 | なし | 約12.9%(令和6年度) | 絶対評価(180点以上) |
| 日商簿記2級 | 計算・仕訳中心 | なし | 統一試験 15.1% / ネット試験 32.9% | 絶対評価(70点以上) |
| 2級FP技能検定 | 学科+実技 | 実務経験・3級合格など要件あり | 学科 約47% / 実技 約56% | 学科と実技の両方に合格が必要 |
行政書士:一般財団法人 行政書士試験研究センター公表の令和6年度実施結果(受験者 47,785 人・合格者 6,165 人)。 日商簿記2級:日本商工会議所公表値。統一試験は第173回(2026年6月)、ネット試験は 2025年4月〜2026年3月の年度集計。 同一の資格でも方式によって合格率が 2 倍以上異なるため、単純比較はできません。 2級FP技能検定:日本FP協会実施分の直近値。学科と実技の両方に合格して初めて 2 級 FP 技能士となるため、 表の数値をそのまま「合格しやすさ」として読むことはできません。
50問の配点が難易度を決める
宅建の難易度は「全科目を均等に仕上げる」前提で考えると跳ね上がります。配点が偏っているため、どこで点を取るかの設計で体感難易度が大きく変わります。
| 科目 | 出題数 | 配点比 | 学習上の位置づけ |
|---|---|---|---|
| 宅建業法 | 20 問 | 40% | 出題パターンが安定。得点源にしやすく、最優先で仕上げる |
| 権利関係(民法等) | 14 問 | 28% | 範囲が広く難度が高い。満点狙いは非効率で、頻出論点に絞る |
| 法令上の制限 | 8 問 | 16% | 数値・用語の暗記が中心。反復が点数に直結する |
| 税・その他 | 8 問 | 16% | 税は範囲を絞れる。問48の統計は直前期に対応する |
登録講習修了者は問46〜50の 5 問が免除され、45 問で受験します(合格基準点も 5 点低く設定されます)。
免除の有無で合格率は数ポイント変わる
宅建業に従事し登録講習を修了すると 5 問が免除されます。免除される問46〜50には正答率の低い統計問題が含まれるため、合格率に無視できない差が出ます。
難易度について
宅建の難易度はどのくらいですか?
合格率が上がった年は易しくなったのですか?
文系・法律未経験でも合格できますか?
行政書士や簿記2級と比べてどちらが難しいですか?
何点を目標にすればいいですか?
5問免除があれば有利ですか?
本ページの数値と出典
- 一般財団法人 不動産適正取引推進機構「試験実施概況」「試験結果の概要」宅建士試験の受験者数・合格者数・合格率・合格基準点
- 一般財団法人 行政書士試験研究センター行政書士試験の実施結果
- 日本商工会議所 検定試験 受験者データ日商簿記2級の統一試験・ネット試験の受験者数と合格率
- 日本FP協会 試験結果データ2級FP技能検定の学科・実技別の合格率
試験制度・日程・合格基準は変更されます。受験手続きなど重要な判断の前には、 必ず各実施機関の公表内容をご確認ください。誤りに気づかれた場合は support@takkenai.jp までご連絡ください。